記事作成日: 2019.06.16/更新日: 2019.06.17
高性能ではないが基本的なことは何でも出来る
細かい仕様については富士通のサイト見ていたけば分かるので、大雑把な話をします。CPUにはAtom x-Z8500採用しメモリー4GBで容量がeMMC64GB、BleutoothやUSB3.0を搭載するので、重い作業を除けばブラウジングや動画視聴など基本的なことは何でもできます。さらに防塵防滴なので、お風呂屋外でも十分使用できます。
実際の使用感でもタッチ感度や入力間やレスポンスは良好で、ドキュメントやネットブラウジングでは特に不都合は感じませんでした。ただし、YouTubeは全体的に重かったです。
イオシスが大量に販売したものは、GPS機能やスライタスペン機能が削除されています。特にペン機能はハードウェアレベルで実装されていないので、復活は不可能です。充電回数にも個体で幅がありますが、ツールによる回数カウントがいい加減なようで使用感があったにもかかわらず非常に充電回数が少ないものがあり、当てにしないほうが良いと思います。
イオシスが大量に販売したものは、GPS機能やスライタスペン機能が削除されています。特にペン機能はハードウェアレベルで実装されていないので、復活は不可能です。充電回数にも個体で幅がありますが、ツールによる回数カウントがいい加減なようで使用感があったにもかかわらず非常に充電回数が少ないものがあり、当てにしないほうが良いと思います。
動画はHEVC対応
Atomに動画のデコード支援機能があり、殆どのコーデックをサポートしています。再生支援はメジャーなAVCやmpeg2の他に、最新のHEVC・VP8・VP9などにも対応してるので、端末やmicroSDに保存したFHDの動画ファイルを開く分には困ることはない筈です。
実際に自分でも使ってみましたが、画質は微妙な部分もありましたが、再生支援のおかげでFHDまでであればAVCやHEVCとメジャーなコーデックであれば何でも再生出来て、動画プレイヤーとしては申し分ありませんでした。
動画の品質が思った以上に悪く感じることがあります。Windowsの設定内にある「ビデオの再生」が低画質になっていたりするので、こちらの設定を見直すことで、改善する場合があります。
動画の品質が思った以上に悪く感じることがあります。Windowsの設定内にある「ビデオの再生」が低画質になっていたりするので、こちらの設定を見直すことで、改善する場合があります。
フリーの動画再生プレイヤーのMPC-HCでも再生や再生支援機能は問題なく使えます。Windowsストアで販売されている120円のMicrosoft製HEVCデコーダの拡張機能は、安定しているのでそれもお勧めです。
YouTubeは工夫が必要
設定の変更方法などの詳細は後で書きますが、ハード的にはYouTubeの動画をFHD60fps程度までは再生可能なのですが、電源設定やブラウザとの相性で再生できない場合があります。なので、YouTube再生を頻繁にする場合は設定を考える必要があります。
Fujitsuファイルと回復ドライブのバックアップは必須
まず最初にやるべきなのはCドライブ上にある「Fujitsu」という名前のフォルダを、外部メディアにコピーすることです。この中にはこのタブレットを動かす上で必要なソフトウェアが入っているので、クリーンインストールした後でも必要になります。これらのソフトの大半は富士通のサイトから手に入れられますが、後述するSetSDCard.exeはサイトから入手できないのでバックアップが欠かせません。
次に回復ドライブをWindowsの機能を使って作成します。このタブにはリカバリーディスクが存在しない場合が多く、中古ならまずありません。買ったらすぐにリカバリーディスクの代わりに作成すると安心です。作成される回復ドライブの容量は8GBに満たないので、余裕をもって32GB程度のUSBメモリーを用意すれば十分です。
余談ですが回復ドライブのデータは通常コピーは出来ないので、作ったメディアにそのまま保存するのが前提です。しかし、フラッシュメモリーへの長期間保存への不安や、メディアが使えなくなるのは不便です。そこで隠しファイル丸ごとコピーすることで、違うメディアに移し替えることができます。ここら辺は他に詳しいサイトがあるので、そういったサイト見ながらコピーすることをお勧めします。
最新のWindows 10へアップデート
中古タブの場合バージョンの古いWindows 10などが入っていると思うので、ウェブ上のからWindowsのメディア作成ツールを使いクリーンインストールしてしまいましょう。マシンパワーが無いので時間はかかりますが、クリーンインストールなら2時間はかからないでアップデート可能です。
こうすることで最新のWindowsにアップデート可能になる他、中身を必要最小限にすることができます。この時ソフトウェアキーボードが上手く動かない場面があるので、USB接続のキーボードがあると良いでしょう。
Fujitsuファイルを使って必須ソフトをインストール
基本的にはWindowsのインストールだけで動くのですが、富士通製のタブレットのステータスなどが見れるソフトなどFujitsuフォルダにあるソフトは殆どインストールしたほうが良いと思います。ドライバー類の他にディスプレイのタッチや電池、タブレットのステータスを見る検査ソフトなどが入っています。
Fujitsu→SoftwareDisc→Driverの順にフォルダを開きDvrCdRsc.exeを開いてください。そうすることでFujitsuファイル内にあるソフトウェアやドライバ類を一覧で見ることができます。一覧の中からマカフィーやフィルタリングソフトなど、セキュリティ系のサードパーティーソフトを除いてほぼすべてのドライバやソフトウェアをインストールしてしまいましょう。
最低限I/O接続親和性向上性ツール内にあるSetSDCard.exe、内蔵microSDカードリーダーを動かすために必要な必須ツールのため、これだけは絶対にインストールすべきです。
ドライバー類を最新に
富士通のサイトで最新のドライバーをインストールすることができます。先ほど古いドライバーもインストールしましたが、一旦古いドライバー類を一通りインストールした上で最新にすることで、新しくインストールするのが必要ないものも含めて取りこぼしなくインストール出来るかと思います。
パワーが足りない時は高パフォーマンス!
このタブレットは設定上ではデフォルトで電源プランが「バランス」になっていて、それ以外に変更することができません。ノートパソコンやタブレットだと、時々ある問題です。しかも、バランスだとYouTubeの再生などパワーが足りない場合があります。そこでコマンドプロンプトから高パフォーマンスを表示可能です。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し「powercfg -setactive 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c」と入力することで、高パフォーマンスを電源プランに表示可能です。
すぐ消えるのでショートカットへ
高パフォーマンスは性能が最大限出せる代わりに、電池の消耗がとても激しいです。そこでパワーが不要な時はバランスに戻す必要がありますが、設定画面をいちいち開くのが面倒なだけでなく、一度戻すと高パフォーマンスの表示が消え再度コマンドプロンプトから呼び出す必要があります。そこでショートカットでデスクトップ上から簡単に切り替えられるようにします。
「デスクトップ→右クリック→新規作成→ショートカット」の順にクリックします。次の「項目の場所を入力してください」の部分への入力でショートカットが作成できます。
・高パフォーマンス→「powercfg -setactive SCHEME_MIN」
・バランス→「powercfg -setactive SCHEME_BALANCED」
・省電力→「powercfg -setactive SCHEME_MAX」
上記のいずれかを入力することで、ショートカットが作成でき、ダブルクリックで電源プランに簡単に変更できます。
YouTubeはEdgeがいい?
高パフォーマンスにしただけではまだYouTubeがカクつく場合があります。その場合はブラウザを変えて見てください。ChromeやEdgeなど、ブラウザでも再生パフォーマンスは若干変わるようです。
今のところEdgeで再生するのが一番良さそうです。