絆で勝利したセルリアン戦
ちょっと休憩サーバルちゃん |
11話からの続きということで、セルリアンとの決戦が見せ場の一つとなりました。復帰したサーバルちゃんとヒグマで戦いを挑むも、ボスの通信でアフリカオオコノハズクの博士とワシミミズクを筆頭するフレンズたちが集合するという熱い展開でした。
沢山のフレンズが足をつかみ、設計が得意なビーバーが指揮を執ってフェネック・プレーリー・スナネコの穴を掘るのが得意なフレンズが足止めし、PPPがフリッパーでぺちぺちし、溶岩の謎を知っていた博識なツチノコが海水をかけるなどの描写がありました。前回も旅で集めたロープやマッチに紙の筒を使ったように、今までの話に出てきた要素が最後で見られたのはよかったですね。ボスの「3人での旅楽しかったよ」からの演出もべたですが、憎かったです。黒いセルリアンは破片が動き出したり、キンシコウさんが砂漠で戦っていた話もしていたので、実は黒セルリアン自体もかばんちゃんをずっと追ってたのでは?というのも想像が膨らみます。
その後のゆうえんちに集まって皆がそれぞれを労うほんわかしたシーン、緊迫したシーンの後だけあって良かったですね。フレンズたちが和気あいあいとする中でも特に良かったと思ったのは、トキさんが仲間と歌うことができたです。やっと仲間たちとの生活を始められたんだなと、しみじみしました。
その後こっそりサーバルちゃんたちが修復したジャパリバスでかばんちゃんが出発し、サーバルちゃん他の仲間たちもついてきて、新たなちほーのゴココクチホーに向かうのも王道という感じでしたね。マイルカちゃんとの出会いが、新たなフレンズとの出会いを感じさせます。
その後こっそりサーバルちゃんたちが修復したジャパリバスでかばんちゃんが出発し、サーバルちゃん他の仲間たちもついてきて、新たなちほーのゴココクチホーに向かうのも王道という感じでしたね。マイルカちゃんとの出会いが、新たなフレンズとの出会いを感じさせます。
最終話はひねりなどは無く今までの伏線を回収し、王道展開でべたに終わらせたのは今までのストーリーに合っていたと思います。物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、私にとっては最高でした。
フレンズとの絆は?人とは?
アプリでは登場することのなかった人のフレンズがかばんちゃんです。「じゃぱりとしょかん」で説明がありましたが、人の特徴は「二足歩行・学習能力・群れる・コミュニケーション・長距離移動・投てきが出来る・道具を作る使うことが出来る」などが挙げられていました。
ヒト化して生まれた絆
フレンズたちは動物が人の特性を得たということなので、最終話では「群れる・コミュニケーション」という点で人側に引っ張られていたのかなと思います。ジャガーさんは元々群れる動物ではないのに、人のために働くという心のやさしさを持っていました。一方でジャガーさんはちょっとおしゃべりが苦手で、群れるオオカミさんなんかは流暢に話したりしました。能力が人側に引っ張られつつも、ベースの動物としての特性も出ていたとおだと思います。
また、動物が人を恐れるというのは本能ではなかったりします。人が長い間天敵になったことで、親が子に教えて伝達されているようなケースが多くみられます。以前紹介したオオカミやクマがそうで、人との接触が少ないところでは人に対する警戒は違ったものとなります。偏見のないフレンズたちと、心優しいかばんちゃんが出会ったことで作れた絆だと思います。
動物でもお互いを利用して共生したりするものは多いですが、種を越えた「絆・群れ・コミュニケーション」はフレンズになって生まれたものだと思います。
理解という人の力
逆に人の特性という点では、「道具を作る使うことが出来る」というところが一番焦点が当たっていたと思います。
動物を飼っている人は分かると思いますが、動物は決して馬鹿ではありません。私もそこらへんの川にいるアブラハヤやメダカを飼っていますが、人が来ると餌が貰えるとちゃん学習します。脳みそで言えば決して大きくありませんし単純ですが、学習能力というのはそれだけ動物にとっては普遍的なものだったりします。
ここから一つステップが上がると道具を使うというレベルになります。犬や猫を飼っていると分かりますが、ドアを開けたり単純な道具の動きは何もしなくても簡単に学習します。テレビでチンパンジーなどが道具を使う様子がよく紹介されるように、自発的に結構複雑なことも出来ます。そして人が教えて学習させると、更に複雑なことが出来るようになります。
人と同じ道具を作るレベルになると出来る動物はグッと減ります。木の枝を道具にしてアリを釣るなどは、一部の類人猿や鳥などで見られます。ですが道具の原理を理解して使うとなると更に難しくなり、それが出来てるのはヒト以外にいるかが怪しくなります。道具を使っていもそれは本能なのか、我々がスマホを使うように原理は知らないけど使えるのかなどがあるからです。唯一カレドニアガアラスは道具を原理的に理解して作っていると言われたりしますが、それも確定的なレベルではありません。
ここでけものフレンズのほうに戻すと、フレンズたちは道具を使うことも出来るし学習することも出来ます。PPPを復活させていたところ見ると、原理などを理解して作ることも出来るようですが、ヒトであるかばんちゃんに比べるだいぶ劣っているように見えます。逆にかばんちゃんはヒトのフレンズであるが故に、普通の人より驚異的レベルで思考していたように感じました。
いつかは本当のジャパリパークへ
ジャパリパークは日本の形に似た火山列島を、動物研究施設・動物園・遊園地にしたものです。そこには絶滅した動物も含め、人とフレンズと動物が仲良く暮らしています。アニメは列島型の島の中のキョウシュウチホーという九州を模したところが舞台のようで、そこにはツキノワグマやトキのフレンズもいました。現実の日本では九州に居たトキやツキノワグマは絶滅してしまいました。
今ではある意味忘れがられがちですが、世界中に人の暮らしがあり今も動物との生存競争をしています。私も当然人ですし、人の仲間として人の暮らしが優先されるのは仕方ないと思ったりします。それでも自然のことを良く知り、少しづつで良いから人と動物が仲良く暮らせる世界になっていったらと思います。きっとそれは人にとっても不幸なことじゃないはずだから…
私はもともと小さいころから動物が好きなほうでしたが、少し遠ざかっていた部分もありました。けものフレンズを初めて見た時は、途中で解説は入るしでとんでもないアニメが始まったな!っと興味をひかれました。(良い意味かはご想像におまかせします。) そしてフレンズたちの純真な姿を見るうちに、遠のいていた動物園に行くようになり本やネットでいろいろ漁って記事を書くようになりました。本当にいろいろな物を思い出させ、与えてくれたアニメでした。また新しい何かが作られることは決まったそうなので、その時またサーバルちゃんとかばんちゃんと出会えるのを願って、筆を置きます。
有難うサーバルちゃんとかばんちゃん
その他各話登場フレンズ-「その他各話登場フレンズ紹介一覧」 「サーバルちゃん」
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