和光にある理研って?
理化学研究所は様々な研究をするという場所はご存知の方も多いと思います。理研は全国に何箇所も研究拠点を持っていますが、和光市にある研究所が本部となっています。
ここではシンクロトロンと呼ばれる加速器を使った物理系の実験や脳科学などの生物系など幅広くやっています。
一般公開は私のようなずぶの素人でも研究施設を見学することができ、第一線で研究している研究者や学生さんから説明を受けることができます。
今回の記事では素人なり見てきた・説明していただいたことを紹介していきたいと思います。
素人がよく理解せずに書いているので誤りも多いかと思います。なので、軽く読んでいただければと思います。
サイクロトロンで原子に迫る
超伝導リングサイクロトロン 和光のにあるサイクロトロンでは最大 |
物理系の研究として原子の性質に迫るというものがあります。
原子の性質が分かることで、世の中の物質の仕組みが分かったり、人類に役立つ放射性物質を得ることが出来たり、宇宙の創生の謎が分かったりします。
では、どのように謎に迫るかといいますと、原子と原子をぶつけることで新しい原子や同位体を作ることで迫っていきます。
そうすることで予想される新しい元素の性質と実際の性質を比較したりして理解を深めていくことが出来ます。
その新しい原子などを作るときに役立つのが写真にあるサイクロロトロンです。
作る原子によってイオンの種類は異なりますが、イオン化したウラン・カルシウム・キセノンをサイクロトロンと呼ばれる加速器で光の7割の速度まで加速させます。そして、ビスマスの壁に思いっきりぶつけることで元の原子がはじけ飛んだり・合体したりして新しい原子が生まれます。
サイクロトロンから続くビームライン この中を加速したイオンが通る |
搬入扉 放射線遮蔽のためとても分厚い |
この新しい原子を作る過程で放射線が出たりします。そのためこの施設自体が地下にあり、施設自体が分厚いコンクリートで覆われています。写真は搬入扉のものですが、とにかく分厚いです。
ただし、放射線が飛び交うのは稼動中のみで、停止中は地上と変らないレベルのところが多いです。
Part2に続く
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